関野克先生(1909-2001)は、1946年から東京大学教授として建築史の研究と教育に携わるかたわら、1950年の文化財保護法制定に伴って設置された文化財保護委員会において初代建造物課長に任命され、また、1965年4月から1978年3月までの13年間は東京国立文化財研究所長を勤められています。このように、日本の建築史学と文化財保護行政の両分野で指導的、中心的役割を果たされています。
2001年1月に関野先生が亡くなられたのち、関野先生が所蔵されていた国際関係資料は当研究所に寄贈され、国際文化財保存修復協力センターにおいて、資料の整理と目録の作成を行ってきました。国際関係資料には、関野先生が関与したUNESCO、ICCROM、ICOM、ICOMOS等の国際機関の会議やボロブドゥールなど個別の文化遺産保存に関わる記録も含まれています。特に、UNESCOの条約や勧告に関わる資料には、草案や日本政府の意見書なども含まれていて、その成立過程の経緯や日本政府の関与なども知ることができ、興味深い記録です。
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| 関野克先生旧蔵資料 |
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