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  「紅白梅図屏風」パネル展示 (終了しました)
※ 現在は資料閲覧室にてデジタル画像が閲覧できます。 詳しくはこちら

当所では、研究成果を来所者の皆さんにご理解いただくために、エントランスホールを利用して、定期的にパネル展示を行っております。現在は、江戸時代の画家、尾形光琳の代表作である「紅白梅図屏風」(MOA美術館蔵)の研究成果を公表しております。
紅白梅図屏風1紅白梅図屏風2
(撮影:城野誠治)
  本展示は、高精細デジタル画像、蛍光X線による顔料などの分析、X線透過撮影といった科学的手法による研究成果3項目と、特に技法に関わる文献資料、過去の画像資料といった「紅白梅図屏風」のアーカイブス1項目の、計4章立てで構成されているものです。

花弁などの小さなモチーフが60センチ四方の大型パネルに拡大されており、普段わたしたちが目にすることのないような視覚で絵が迫ってくるのは、まさに圧巻です。たらし込みなどの技法や、その他のモチーフの細かな色の塗り重ねなど細かな絵画表現を観察でき、またそれに蛍光X線分析、X線透過撮影といった科学的成果とを重ね合わせることによってより、作品の理解を深めることができます。

本展示は9月末までご覧いただけます。上野の山にお越しの際には、ぜひお立ち寄り下さい。
(2005.5.25 情報調整室・皿井 舞)
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