高松塚古墳壁画の顔料分析に関する研究報告会のご案内

                        

                          東京文化財研究所保存科学部長 石崎武志

 
高松塚古墳壁画の顔料については、以前より文化庁からの依頼を受けて当研究所で非破壊調査を進めて参りましたが、まもなく出版される『国宝高松塚古墳壁画−壁画発見30周年記念出版』(文化庁監修、中央公論美術出版)の中で成果が報告されることとなりました。この調査では、蛍光X線分析、高精細デジタルカメラによる撮影(カラー、赤外、蛍光)などが行われ、これまで得られなかった様々な情報を得ることができました。

 この度、奈良大学と文化財保存修復学会のご協力を得て、下記の通り高松塚古墳壁画の顔料分析に関する研究報告会を開催し、調査方法や結果について文化財科学の研究者の方々にご報告し、討議する機会を持ちたいと思います。

 急なご案内ではありますが、奈良大学で6月12,13日に開催される文化財保存修復学会に合わせての開催としましたので、多くの方々にご参加いただければ幸いです。また学会のポスター展示においても、高松塚古墳壁画の保存や分析に関して4件の発表を行う予定ですので、そちらもご覧いただきますよう併せてご案内申し上げます。



◆高松塚古墳壁画の顔料分析に関する研究報告会◆

日 時:2004年6月11日(金) 15時〜17時半

場 所:奈良大学A棟4階 大会議室

       奈良市山陵町1500番地 

近鉄高の原駅より、奈良交通バス奈良大学行又は学園前行乗車 「奈良大学」下車


主 催:独立行政法人文化財研究所東京文化財研究所 保存科学部・情報調整室

協 賛:文化財保存修復学会


プログラム:(タイトルはいずれも仮題です)

15:00〜15:15 調査の概要について 三浦定俊(協力調整官)

15:15〜15:45 蛍光X線分析による無機顔料の分析 早川泰弘(保存科学部化学研究室長)

15:45〜16:15 可視光励起蛍光による顔料の推定

           城野誠治(情報調整室専門職員)・佐野千絵(保存科学部生物科学研究室長)

16:15〜16:30 (休憩)

16:30〜17:30 討議(司会 三浦定俊)


参加費:無料。参加ご希望の方は、氏名・所属・連絡先(FAX番号、あるいは連絡先住所)を明記の上、下記宛FAXまたはe-mail(題名は「高松塚報告会」として下さい)で申し込みをお願いします。会議室の定員が130名ですので、定員になり次第締め切らせていただきます。


申し込み先:

 東京文化財研究所保存科学部  FAX:03-3822-3247  e-mail: sano@tobunken.go.jp