被災文化財救済の初期対応の選択肢を広げる
- 生物劣化を極力抑え、かつ後の修復に備えるために -
太平洋沖地震文化財等救援事業(文化財レスキュー事業)の発足を受け、
東京文化財研究所では、文化庁、ほか関係機構、関係団体等と連携をとりながら、
東京での事務局設置場所として後方支援を行うことになりました。
被災地における文化財レスキューでは、想定されるいろいろなケースについての
応急処置の具体的なフロー(マニュアル)の整備が急務となっています。
特に津波などの被害に遭った水損文化財の場合、水濡れ、塩による被害もさながら、
その後のカビなど微生物による生物劣化をできるだけ抑え、かつその後のより良い
修復につなげていくには現地で使用できる材料、インフラを用いてどのような対応
が考えられるのか、作業の方法についていくつかの方向性を探り、救援に関わる
関係者、関係諸機関・諸団体と情報を共有し、現場へ提供していきたいと
考えております。
今回の研究会でのご講演者、コメンテーターの先生方から掲載許可をいただいた上で、
資料を掲載致します。現場の状況はさまざまで、取り得る対応も現場に合わせて異なってくるとは
思いますが、ここで掲載するメモは、初期対応において何に気をつけなければならないか、
各材質ごとの基本的な考え方についてまとめられています。
<<注意>>
以下の資料については、次の点にご注意ください。
これらの資料の内容について、ご意見やご質問などがございましたら、
スクウェルチ法の具体的な利用法や、塩水の効果については、国内でこれから
検証が必要と考えております。
rescue*tobunken.go.jp
までお寄せいただけますと幸いです(*をアットマークにかえてお送り下さい)。
資料ごとの初期対応メモ ダイジェスト
(2011年6月17日)
スクウェルチ・パッキング法 −インパルス式脱気シール機を使って−
大切な思い出の品々を守る 〜水災害後の応急処置〜 (改訂版)
最終更新日:2011年6月22日