第5回無形民俗文化財研究協議会

「無形の民俗の保護における博物館・資料館の役割」

 


  無形文化遺産部では毎年、無形の民俗文化財の保護と継承に関わる諸問題について話し合う研究協議会を開催しております。

  その第5回を、「無形の民俗の保護における博物館・資料館の役割」をテーマとして、2010年11月18日に当研究所セミナー室において、以下の通り開催しました。

  現在、多くの博物館や資料館は、モノの収集や展示、調査研究といった業務に留まらず、参加・体験型の館外活動や伝承支援などの多角的な取り組みを通して、地域における無形の民俗事象を伝承する活動センターとしての役割も担っています。

協議会では、こうした公共施設が無形の民俗の伝承にどう関わっていくべきなのか、そこで直面する困難も含めて先進的な事例を報告していただくことにより、問題関心を共有すると共に、今後の展望についても活発な討議が行われました。

プログラム

  1. 挨拶
     高桑いづみ(東京文化財研究所無形文化財研究室長)
  2. 趣旨説明
  3. 報告
    1. 「マーラン船の民俗技術の保護と継承―市民協働の資料館活動―」
      前田一舟(うるま市立海の文化資料館学芸員)
    2. 「築27年目の「再開館」―芸北民俗芸能保存伝承館の試行錯誤―」
      六郷 寛(北広島町教育委員会生涯学習課課長補佐)
    3. 「生活文化伝承のために博物館ができること・できないこと─「体験博物館」がめざす先―」
      榎 美香(千葉県立房総のむら上席研究員)
    4. 「氷見の獅子舞─天狗が獅子を殺して祭りが終わる─」
      小境卓治(氷見市立博物館長)
    5. 「田園空間博物館における伝統芸能の保存と継承―ひみ獅子舞ミュージアムの活動について―」
      鈴木瑞麿(氷見市産業部農林課田園漁村空間整備推進班副主幹)
  4. 総合討議
    〔コメンテーター〕
    永松敦(宮崎公立大学人文学部教授)
    坪郷英彦(山口大学人文学部教授)
    〔コーディネーター〕
    俵木悟(東京文化財研究所無形文化遺産部)

〔総合司会〕 俵木 悟(東京文化財研究所無形文化遺産部)


報告書

報告書をpdfファイルで御覧いただけます。
第5回無形民俗文化財研究協議会「無形の民俗の保護における博物館・資料館の役割」

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