'07 無形文化財の保存・活用に関する調査研究

この調査研究では、古典芸能や伝統的な工芸技術、及び文化財保存技術の伝承実態を把握し、技法・技術の調査研究や資料収集を行っています。

またこのプロジェクトでは、特に伝承の変化が大きく、記録の必要性が高い無形文化財について、記録作成も行っています。
     

管楽器の調査



愛媛県今治市村上水軍博物館蔵の能管(左)と横笛(右)
雅楽で用いる龍笛と、能楽で用いる能管は外見がよく似ています。構造や製法の違いを明らかにするために、X線撮影を行いました。能管では、歌口と第一指穴の間に別材(喉という)を挿入して、管内を狭めます。左は典型的な能管の製法ですが、右の横笛は能管の音律をしているのに、それとは異なる製法で作られていることがわかりました。



葛布を織る村井良子氏(大井川葛布織元)

葛布の製作技法と用途に関する調査

古代布の一つとして知られる葛布の製作技法と用途に関する調査を静岡県掛川市と島田市金谷地域で行いました。葛布技術保持者には、時代性を反映した葛布の用途を積極的に探求する姿勢がみられます。雑草ともいえる葛の利用は、我々が抱える地球環境問題や環境保全とも密接に関わる問題を提起しています。


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