'06 無形文化財の保存・活用に関する調査研究
この調査研究では、古典芸能や伝統的な工芸技術、及び文化財保存技術の伝承実態を把握し、技法・技術の調査研究や資料収集を行っています。
またこのプロジェクトでは、特に伝承の変化が大きく、記録の必要性が高い無形文化財について、記録作成も行っています。
選定保存技術保持者から製作過程などについて、話をうかがいました。
選定保存技術「文楽人形鬘・床山」保持者の名越庄司師氏より、文楽人形の鬘製作についてうかがいました。文楽人形の鬘は部分鬘を組み合わせて作ります。これを結い上げるには高度な技術と知識が必要です。
(撮影:出水伯明)
木村幸彦さんとご子息の雅巳さんに、大鼓の革製作についてうかがいました。なめした馬の革を縫う作業は力仕事です。縫い方如何で、音色は大きく違ってきます。
瀬戸内市遍明院の楽器調査
旧牛窓町指定文化財の鼓胴(左)は、雅楽から能楽へ至る過渡期の遺品です。永仁4(1296)と施入年の銘が彫られており、鎌倉時代に使用したことがわかります。右の太鼓樽は、指定されていませんが、室町時代の作と考えられます。