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第 40 回美術部オープンレクチャー
−人とモノの力学−

※ 第40回オープンレクチャーは10月27、28日(午後1:30〜4:00)に開催しました。

 

 東京文化財研究所では、毎年秋に研究成果を一般に公開するために講座を開いています。今年は下記テーマのもと、 2 日連続で 4 人の講師による講演会を行いました。 チラシを見る

2006 年 10 月 27 日(金) 午後 1 時 30 分〜 4 時 30 分
東京文化財研究所・地階セミナー室

10世紀の造寺造仏
皿井 舞(東京文化財研究所企画情報部研究員)

〈講演の概要〉
  京都市の南東に位置する笠取山に造営された醍醐寺は、平安時代・貞観年間(859〜877)の終わり頃に、聖宝が開創した真言密教の寺である。本講演では、この上醍醐薬師堂に安置されていた、10世紀初頭の作である薬師如来像について、しばしば指摘されてきた復古的な造形要素とそれが要請された背景を読み解いた。

奈良・興福寺の造像と図像継承
瀬谷 貴之(神奈川県立金沢文庫学芸員)

〈講演の概要〉
  興福寺は創建以来、災厄にあいながらも、その都度再興されてきた。本講演では同寺の鎌倉再興造像の図像継承を中心に論じた。まず、旧講堂諸尊像の図像の規範性を明らかにし、次いで旧西金堂安置の天燈鬼・竜燈鬼像における古典図像の改変・創意を指摘した。そして、これら興福寺内における図像継承の両者・両様のあり方を位置付けた。

2006 年 10 月 28 日(土) 午後 1 時 30 分〜 4 時 30 分
東京文化財研究所・地階セミナー室

雪舟と宗湛
綿田 稔(東京文化財研究所美術部研究員)

〈講演の概要〉
  雪舟等楊はその制作の大部分を山口で行ったが、ちょうどそのころ京都で活躍した絵師に自牧宗湛という人がいる。現在、宗湛は忘れられており、一方で雪舟は国家的高評価を得ている。本講演では、両者の評価がいつどこで入れかわるのかに注目し、両者の歴史的価値がどの辺りにあるのかを浮き彫りにすることを試みた。

本朝画史の情報と成立
五十嵐 公一(兵庫県立歴史博物館学芸員)

〈講演の概要〉
  狩野永納の『本朝画史』は日本美術史研究の最重要文献の一つだが、永納はそこに記した情報を一体どのように入手したのだろうか。また、『本朝画史』完成に至るまでにはどのような経緯があったのだろうか。本講演では、この2つの問題を永納の交流関係に注目しながら考えるとともに、『本朝画史』を新たな視点から捉えてみた。

※この美術部オープンレクチャーは上野の山文化ゾーンフェスティバルの一環として開催しました。

今回は、2日間でのべ239人の参加があり、参加者にアンケートを実施したところ、211人から回答を得た(回収率88 %)。結果は、「たいへん満足した」81 人、「おおむね満足した」103人、「不満が残った」12 人、無回答15人を数え、回答者の87%が満足感を得たことがわかった。

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