現代日本美術展に公募部門設ける

1962年05月

毎日新聞社主催の第5回現代日本美術展は9日から30日まで上野の都美術館で開かれたが、今回から公募部門を設け一般作家も加えることになつた。 

タイ古代美術展

1962年05月

仏像彫刻を主体とするタイ国美術の遺品約300点の展観が、バンコック国立博物館、日本経済新聞社の主催のもとに、5月4日から17日まで、上野の松坂屋で開かれ、引続き名古屋、大阪においても展観され、図録も刊行された。

熊谷守一展

1962年04月

日本経済新聞社主催により10日から15日迄東京・白木屋で開かれた。初期の「自画像」や「ローソク」の時代から極めて単純化された色面と描線による独自のスタイルを示す現在の仕事まで、油絵100点、日本画、色紙、素描など約50点が出品された。

伊東深水展開催

1962年04月

深水の画業50年を記念する回顧展が、17日から29日まで朝日新聞主催のもとに東京日本橋の三越で開かれた。作家自選の展覧会で、大正5年以来近作迄約80点が陳列された。

芸術院賞決定

1962年04月

昭和36年度第18回日本芸術院恩賜賞、同院賞の受賞者が6日決定した。美術関係者は次の通りである。 恩賜賞 榊原紫峰(日本画) (日本画壇に尽した業績に対し) 芸術院賞 小倉遊亀(日本画) (第46回院展出品作「母子」に対し) 三輪晁勢(日本画) (第4回日展出品作「朱柱」に対し) 耳野卯三郎(洋画) (第4回日展出品作「静物」及び以前に発表した静物の連作に対し) 蓮田脩五郎(鋳金) (第4回日展出品作「森の鳴動」に対し) 山脇洋二(彫金) (第4回日展出品作「游砂」に対し) 炭山南木(書) (第4回日展出品作「白楽天詩」に対し) 竹腰健造(建築) (建築界の業績に対し)

「佐野乾山」問題化

1962年04月

尾形乾山が佐野の滞在の折作つたとされる「佐野乾山」200余点が1月に公開された。その真偽をめぐつて業者や研究家の間に意見が対立、ジャーナリズムをにぎわし、18日衆議院文教委員会でこの問題がとりあげられた。

正倉院第二宝庫完成

1962年04月

耐火、耐震構造とわが国の宝庫として初めての空気温湿度調節、浄化設備つきの正倉院第二新宝庫がほぼ完成、10日に落成式が行なわれた。

熊本城の修理おわる

1962年03月

熊本城の重要文化財指定建造物13棟の修理は、昭和27年度から行なわれていたが、総工費、69,172,000円をもつて、工事を完了、竣工式を行なつた。

重要無形文化財の保持者指定

1962年03月

文化財保護委員会の専門審議会は27日、重要無形文化財の保持者として4名を認定したが、このうち美術工芸関係者は、桃山時代から江戸時代初期の小袖に基調を求めた型絵染の稲垣稔次郎である。また、八丈島にだけ残る織物技術である「かつぺた織」の玉置びんは、技術を記録保存すべき無形文化財として指定された。

静岡市で住居跡発掘

1962年03月

静岡市曙町に建設中の市営有東(うど)住宅団地の工事場から27日、登呂時代より古いと思われる有東式土器、石器、住居跡など100余点が発掘された。

芸術選奨受賞者決定

1962年03月

文部省は、昭和36年度、第12回の芸術選奨受賞者を決定26日発表した。同年度内に芸能、文学、美術など芸術各部門ですぐれた業績をあげ、我国の芸術の進歩につくした個人や団体に贈られるもので賞金は1件10万円。美術関係者では山口長男勅使河原蒼風が受賞した。授賞式は4月14日行なわれた。

ヘイター展

1962年03月

1927年にパリで開かれた版画の実験工房「アトリエ17」で、世界中から集つた若い版画家たちの良い忠告者として知られた英国人のスタンレー・ウィリアム・ヘイターの油絵15、版画27、水彩画20点が、読売新聞社主催の下に16日から27日まで東京・西武百貨店で公開された。

文部省の美術品買上

1962年03月

昭和36年度第3回文部省美術品買上は左の通り決まつた。 (日本画) 上原卓「竹林」 加藤東一「富士」 北沢映月「花と舞妓」 山田申吾「礁」 (洋画) 大沢海蔵「鳥と楽器」 荻太郎「歴史」 菅野矢一「山脈」 中村善策「信濃」 森芳雄「人」 山口長男「象」 (彫刻) 新海竹蔵「三味線の女」 山本稚彦「十字架のことば」

東大寺金銅八角灯籠火袋扉破損盗難

1962年02月

11日夜半から12日にかけて奈良東大寺所有の国宝金銅八角灯籠の火袋の扉一面が何者かに破損され、破片3個が持ちさられた。その後、破片は発見されず、京都在住の芦田正一氏によつて合成樹脂仕上げの精巧な模造が作られた。

国宝重要文化財の新指定

1962年02月

文化財保護委員会は30日、建造物と美術工芸品7件を国宝に、71件を重要文化財にそれぞれ指定した。

芸術院新会員決定

1962年02月

荒木文相は昨年日本芸術院から選ばれた新会員候補者14人を1日、同会員に任命した。これで会員は102人となつた。第一部の新会員は加藤顕清、沢田政弘、清水六兵衛、楠部弥一、川村驥山谷口吉郎(第二、第三部略)

現代アメリカ版画展

1962年01月

米国国会図書館所蔵のペネル・コレクションの中から最近の作品を選んで送つてきた巡回展の第1回展が東京新田ギャラリーで開かれた。25日から開かれた日米文化教育会議に因んで米国大使館が主催となつて力を入れた。展示作品は、ベン・シャーン、キャロル・サマーズなど43点、充実した版画展で、札幌、仙台、名古屋、広島その他を巡回した。

毎日芸術賞決定

1962年01月

昭和36年度第3回毎日芸術賞受賞者が1日発表されたが、今回は美術関係の受賞者はなく、芸術大賞は「私本太平記」故吉川英治、芸術賞「映画・人間の条件」小林正樹に贈られた。

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