宇和島城天守修理竣工

1962年11月

宇和島城天守の修理工事は昭和35年10月着工、2ケ年の工期をもつて、37年9月完成、5日竣工式が行なわれた。

上村松園名作展

1962年10月

毎日新聞社主催、東京新宿・伊勢丹で巨匠シリーズ展の第2回目として開催されたもので、松園の代表作、未公開の名作60余点を選んで展観、伝統絵画の流れのうえにたつて本格的美人画を確立した松園芸術の全貌をつたえた。

東京国立博物館法隆寺宝物館落成

1962年11月

東京国立博物館は創設90周年を迎え、1日記念式典を挙げたが、同日、かねて構内に建築中であつた旧法隆寺所蔵宝物のための鉄筋コンクリート造り宝物収蔵庫の落成式が行われた。

奈良国宝展

1962年10月

奈良国立文化財研究所の開所10周年を記念して、東大寺、興福寺、西大寺、唐招大寺、薬師寺、法隆寺の六寺の蔵品を展観する「奈良国宝展」が日本経済新聞社の共催で、16日から28日まで、東京・高島屋において開催された。また奈良国立文化財研究所が昭和34年以来行なつている平城宮跡発掘調査の出土品も同時に展観された。

明治美術名作展

1962年10月

大阪市美術館で18日から11月18日迄、明治期の日本画、洋画、彫刻、工芸、書の名品約200点を展観した。

ロダンの「バルザック像」寄贈される

1962年10月

フランス美術展に出品されていたロダンの代表作「バルザツク像」(パリ、ロダン美術館蔵)がフランス側の好意で、東京、上野の国立西洋美術館に寄贈されることになり、11日贈呈式が行なわれた。同館がかねてから譲受を希望していた作品で、これによつて我国のロダン・コレクションは一層充実したものとなつた。

ローマに日本文化会館完成

1962年10月

日本とイタリア両国の文化、学術交流のためローマ市ヴィラ・ジュリアに建設中だつた「ローマ日本文化会館」が完成、12.13の両日、日本から岸信介、門脇駐イタリア大使らが出席して開館式が行なわれた。会館は昭和29年日本、イタリア両国の文化協定締結を機に具体化、イタリア政府から約3000平方米の国有地を無償で借りうけ建設されたものである。設計は吉田五十八で平安朝様式の純日本風総面積2,400平方米、日本庭園1,500平方米で図書館、研究室、講堂を備えている。

橋本明治作品展

1962年10月

日本経済新聞社主催で12日から17日まで東京、東京・白木屋で開催、昭和26年から本年まで12年間の作品約40点が陳列された。

中尊寺金色堂の修理はじまる

1962年10月

岩手県平泉町の国宝中尊寺金色堂は損傷がはなはだしく、35年度から文化財保護委員会と東京国立文化財研究所によつて調査が行なわれていたが、37年から4カ年計画で修理が行なわれることになり、7日起工式が行なわれた。今度の調査で北条貞時が正応元年(1288)に金色堂を保護するために建てた覆堂(おおいどう)は、北西90メートル後方の地点に移転して別途保存し、金色堂は新たに空気調節装置を備えた鉄筋コンクリートの新覆堂によつて保護される予定。

岡倉天心展開催

1962年10月

岡倉天心の生誕100年を記念して、日本美術院、東京芸術大学、朝日新聞社共催で2日から天心の遺稿、遺品等約100点を中心に、関係の深かつた日本美術院作家の作品を併せて展観された。会場は東京芸大と上野松坂屋の2ケ所が使われた。続いて大阪(23日―28日)静岡(11月6日―11日)で開かれた。

東京国際版画ビエンナーレ展

1962年10月

国立近代美術館、読売新聞社共催の第3回東京国際版画ビエンナーレ展は、世界の45ケ国から223人の作家が参加、632点の作品を集めて6日から11月11日迄、国立近代美術館で開かれた。国際審査会は、米国、イタリア、フランス、ユーゴ、オーストラリア、パキスタン、日本から各1名が出て、国際大賞など9つの授賞を決定した。

ミロ版画展

1962年09月

国立西洋美術館では読売新聞社との共催で29日から10月28日まで、我国では最初の大規模なミロ版画展を開いた。版画157点、布地の巻物1点、挿絵70点、ポスター8点がフランスから直送された。

比叡山文化財総合調査

1962年09月

文化財保護委員会による文化財集中地区特別調査の第2回目、比叡山延暦寺文化財特別総合調査が、東塔、西塔、横川、飯室、無動寺谷、その他にわたつて行なわれ、版画、彫刻、工芸などが調べられた。

飛鳥遺跡の第三次発掘

1962年10月

奈良県教育委員会による高市郡明日香村、飛鳥遺跡、板葺宮伝承地付近の第3次調査は1日から年度いつぱい行なわれた。事業費は100万円。

根津神社の修理終わる

1962年09月

文化財保護委員会が34年7月から3,000万円をかけて工事をしていた東京都文京区の根津神社(通称根津権現)の修理が完成、21日から復興報告大祭が行なわれた。

藤山コレクション展

1962年09月

藤山愛一郎のコレクション展で28日から10月3日まで毎日新聞社主催のもとに東京・東横百貨店で開かれた。ルノワール、マチス、ドラン等外国作品の他、安井曽太郎梅原竜三郎、小出楢重、岸田劉生など70余点が出品された。

サロンドメ日本展

1962年09月

日本におけるサロン・ド・メ展は1951年に第1回展がひらかれ戦後の日本画壇に新風を送つたが、それから10年を経た本年第2回目の日本展である。今回日本に送られてきた作品は、1962年度の「サロン・ド・メ」からピカソ、クラベ、マッソン、エルンスト等のほか新鋭作家の作品が選抜構成されたもので、油絵、彫刻、版画134点、第1回展にくらべ非具象傾向が主流になつてきている。毎日新聞社主催、外務省、フランス大使館後援で8日から10月2日まで東京・西武百貨店で開催された。

徳川美術館名宝展

1962年09月

徳川美術館では、主な蔵品を公開する「徳川美術館名宝展」を19日から10月7日まで、中部日本新聞社との共催で、名古屋松坂屋および徳川美術館において催し、国宝源氏物語絵巻をはじめ、絵画、書跡、陶器、漆芸品、染織品、武具、刀剣など約400点を展観した。

近代の屏風絵展

1962年09月

国立近代美術館は創立10周年を記念して、明治以降の名作による「近代屏風絵」展を1日から27日迄開いた。

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