「聖地寧波」展開催

記事番号:04994
年月:2009年07月

遣唐使の時代から日本へ中国大陸の文物が送られる窓口となった港湾都市寧波に焦点を当て、この地の仏教文化が日本にどのように受容されたかを175点の作品で明らかにする「聖地寧波-日本仏教1300年の源流~すべてはここからやって来た」展が18日から奈良国立博物館で開催された(8月30日まで)。第一章「聖地を行き交う人・もの」、第二章「阿育王寺-仏舎利への崇敬」、第三章「延慶寺-天台浄土教の隆盛」、第四章「普陀山-観音の住む島」、第五章「天台山の五百羅漢」、第六章「東銭湖-神仏が降臨する聖地」、第七章「海を渡る禅律文化」、第八章「遣明使が訪れた町」の構成で、中国の仏教の聖地として古くから憧憬され、最澄、鑑真らに始まり、日宋・日明貿易を通じて新たな仏教文化が日本にもたらされた歴史を跡づける大規模な展観となった。

登録日: 2014年04月14日
更新日: 2020年12月11日 (更新履歴)
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