「尼門跡寺院の世界」展開催

記事番号:04985
年月:2009年04月

皇女・公家や将軍家など高い身分の女性が住持を務めてきた尼門跡寺院13か寺の信仰や儀礼、生活などを紹介する「皇女たちの信仰と御所文化 尼門跡寺院の世界」展が14日から6月14日まで東京芸術大学大学美術館で開催された。Ⅰ「信仰の世界」では「歴史の中の皇女尼僧たち」「尼門跡の崇拝・荘厳・儀式」を柱に尼門跡の仏教信仰を紹介し、Ⅱ「御所文化の世界」では「暮らしの中の御所文化」「教養とあそび」「尼門跡を支えた女性たち」を柱に調度品や衣装、人形、香道具などを展観した。男性を中心に語られがちな日本の仏教文化に、女性が果たしてきた役割を明らかにする意義深い展観となった。

登録日: 2014年04月14日
更新日: 2020年12月11日 (更新履歴)
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