「妙心寺」展開催

記事番号:04970
年月:2009年01月

臨済宗で最大規模の宗派である妙心寺派の大本山、妙心寺にまつわる絵画、書などを展観する「妙心寺」展が20日より東京国立博物館で開催された(3月1日まで)。同寺開山として迎えられた関山慧玄禅師(無相大師)の650年遠諱を記念したもので、Ⅰ臨済禅、Ⅱ妙心寺の開創、Ⅲ妙心寺の中興、Ⅳ禅の空間Ⅰ、Ⅴ遠諱の風景、Ⅵ妙心寺と大檀越、Ⅶ近世の禅風、Ⅷ禅の空間Ⅱ、の8章による構成で、建武4(1337)年に開山してから江戸時代までの同寺の歴史を名僧の書画や肖像、塔頭の障壁画など220点が出品され、6世紀半以上におよぶ禅文化の変遷を跡付ける充実した展観となった。同展は京都国立博物館に巡回した(3月24日から5月10日)。

登録日: 2014年04月14日
更新日: 2020年12月11日 (更新履歴)
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