横浜トリエンナーレ2008開幕

記事番号:04944
年月:2008年09月

日本最大級の現代アートの国際展として2001年に始まった横浜トリエンナーレ(主催:国際交流基金、横浜市、NHK、朝日新聞社、同展組織委員会)が横浜埠頭の新港ピア、日本郵船海岸通倉庫、三渓園など8箇所を会場に13日から11月30日までの会期で開かれた。水沢勉が総合ディレクターをつとめ、26カ国・地域から71名のアーティストが参加した。展覧会のテーマは「タイムクレヴァス(時の裂け目)」で、ビエンナーレ等の国際展に認められるようになった定型化を破り、「時間」に着目して、日常の時間に流されることなく、時間の裂け目を覗き込む体験の場を提示することが目指された。インスタレーション、映像作品が多く出展されたほか、パフォーマンスが数多く組み込まれていることが、シンガポール、上海、光州、釜山で同時期に開催されるビエンナーレと比較して、ひとつの特色となった。

登録日: 2014年04月14日
更新日: 2020年12月11日 (更新履歴)
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