コロー展開催

記事番号:04932
年月:2008年04月

19世紀半ばに活躍し、印象派や立体派の画家たちにまで連なる絵画の変革をもたらしたカミーユ・コローの油彩画約80点を展観する「コロー 光と追憶の変奏曲」展が14日から国立西洋美術館で開催された。1章「初期の作品とイタリア」、2章「フランス各地の田園風景とアトリエでの制作」、3章「フレーミングと空間、パノラマ風景と遠近法的風景」、4章「樹木のカーテン、舞台の幕」、5章「ミューズとニンフたち、そして音楽」、6章「私は目も心も使って解釈する」の構成で、ルーブル美術館をはじめ、欧米各国から作品が集められ、アカデミックな画風から、写実と詩情が融合された画風への展開が跡づけられる展観となった。同展は神戸市立博物館に巡回した(9月13日から12月7日)。

登録日: 2014年04月14日
更新日: 2020年12月11日 (更新履歴)
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