「ウルビーノのヴィーナス」展開催

記事番号:04914
年月:2008年03月

愛と美の女神ヴィーナスが造形物にいかにあらわされてきたかを古代ローマからルネサンスまで跡づける「ウルビーノのヴィーナス―古代からルネサンス、美の女神の系譜」展が4日から5月18日まで国立西洋美術館で開催された。フィレンツェをはじめとするイタリア各地の美術館、博物館等から約80点の絵画、彫刻、工芸作品が出品され、ティツィアーノの「ウルビーノのヴィーナス」が初めて欧州以外の地で展示された。「ヴィーナスの誕生―古代ギリシアとローマ」、「ヴィーナスの復興―15世紀イタリア」、「《ウルビーノのヴィーナス》と“横たわる裸婦”の図像」、「“ヴィーナスとアドニス”と“パリスの審判”」、「ヴィーナス像の展開―マニエリスムから初期バロックまで」の5章で構成され、それぞれの作品においてヴィーナスに託された「美」の多様性が示される意義深い展観となった。

登録日: 2014年04月14日
更新日: 2020年12月11日 (更新履歴)
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