宮内庁が陵墓調査を許可

記事番号:04909
年月:2008年01月

宮内庁は歴代天皇や皇族を埋葬した陵墓の調査を「御霊の安寧と静謐を守るため」として許可してこなかったが、17日、奈良市の神功皇后陵(五社神ゴサシ古墳)の立ち入り調査を許可することを決め、日本考古学協会に通達した。1979年から年1回ペースで宮内庁が補修の際に行う発掘調査を学会などに見学させてきたことなどを踏まえ、昨年1月に陵墓管理に関する内規を改定し、研究テーマを問わず、申請があれば審査の上で調査を受け入れる方針としたことを受けたもの。同調査は2月22日に行われたが、発掘は許可されず、目視での確認、写真撮影を約2時間半かけて行なった。

登録日: 2014年04月14日
更新日: 2020年12月11日 (更新履歴)
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