出光美術館「王朝の恋―描かれた伊勢物語―」展開催

記事番号:04908
年月:2008年01月

「源氏物語」以前に成立した「伊勢物語」を主題とする絵画と書63件を展示する展覧会が9日から出光美術館で開催された(2月17日まで)。国指定重要文化財「伊勢物語絵巻」(和泉市久保惣記念美術館蔵)のほか、1608(慶長13)年に版本として「嵯峨本 伊勢物語」が刊行されて以降、公家のみならず幅広い読者を得たことを背景に描かれた岩佐又兵衛、俵屋宗達、尾形光琳、酒井抱一などによる江戸期の作品が多数出品されたほか、中村岳陵小杉放庵ら昭和期の画家の作例も含み、物語成立後、千年におよぶ絵画との関係が跡づけられる展観となった。

登録日: 2014年04月14日
更新日: 2020年12月11日 (更新履歴)
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