「天台を護る神々―山王曼荼羅の諸相―」展開催

記事番号:04836
年月:2006年10月

天台宗の開祖最澄が自らのもたらした新しい仏教、天台を護る神として崇めた日吉山王への信仰とその広がりを物語る日吉山王曼荼羅図の諸相を中心に紹介する展覧会が、天台宗開宗1200年を記念して大津市歴史博物館で7日から開催された(~11月19日)。日吉神は比叡山延暦寺を守護すると考えられて幅広い信仰を受け、その祈りの対象として多様な日吉山王曼荼羅が生み出されてきたが、本展はそれらの作例の所在を日吉大社の膝下である坂本を中心に調査し、これまで知られてこなかった作品を紹介するとともに、多様な作例から天台における神と仏の関係を探ろうとする意欲的な試みとなった。

登録日: 2014年04月14日
更新日: 2020年12月11日 (更新履歴)
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