「アジアのキュビスム―境界なき対話」展開催

記事番号:04779
年月:2005年08月

20世紀初頭にヨーロッパで生まれたキュビスムが、アジア各地においてどのように受容され、展開されていったかを検証する国際展が、8月日より東京国立近代美術館で開催された。内容は、中国、台湾、インド、インドネシア、日本、韓国、マレーシア、フィリピン、シンガポール、スリランカ、タイのアジア諸地域で、キュビスムがひとつの「西洋」のモダニズム様式にとどまらず、個々の地域の時代と社会、文化的背景の中で多様、多彩に受容されたことを示すものとなり、アジアの「近代」を再考する初めての、しかも国際的な試みであった。(会期、10月2日まで。徳壽宮美術館(韓国国立現代美術館分館)、シンガポール美術館に巡回。)

登録日: 2014年04月14日
更新日: 2020年12月11日 (更新履歴)
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