「アジアの潜在力―海と島が育んだ美術」展開催

記事番号:04769
年月:2005年05月

東アジアの海洋地域の美術、工芸作品を支える技術、意匠を海を通じての伝播から見直そうとするユニークな発想に基づく展覧会が、5月24日より愛知県美術館で開催された。内容は、歴史的、作品のジャンル的な分類からはなれ、「Ⅰ彫る」、「Ⅱ染める」、「Ⅲ型取る、肉づける」という人間と自然の素材との関係を三章によって分類構成し、土器、民俗遺品から現代美術作品まで網羅され、「海」で繋がり、交流した跡を大胆に提示した展覧となり、アジアの今日を考える上で、後に上げる「アジアのキュビスム」展とは対照的なアプローチであった。(会期、7月10日まで。)

登録日: 2014年04月14日
更新日: 2020年12月11日 (更新履歴)
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