「ゴッホ展 孤高の画家の原風景」展開催

記事番号:04763
年月:2005年03月

「花魁(渓斎英泉による)」、「種まく人」、「夜のカフェテラス」、「子守女(ルーラン夫人の肖像)」、「糸杉と星の見える道」等、オランダのファン・ゴッホ美術館、クレラー=ミュラー美術館等の所蔵するゴッホの作品30点を中心とする展覧会が、3月23日より東京国立近代美術館で開催された。内容は、フィンセント・ファン・ゴッホの生涯と芸術を、歴史的、文化的背景から学術的に見直そうとするものであったが、東京展では、会期中に518,307人、大阪展では360,613人、愛知展では423,745人という、いずれも記録的な入場者数にのぼった。これは国内におけるゴッホに対する一般の人気だけではない、社会的な事象として記録されるべきであり、社会における美術愛好層の拡大と観客動員の今日における意味を考えさせる結果となった。(会期、5月22日まで。国立国際美術館、愛知県美術館に巡回。)

登録日: 2014年04月14日
更新日: 2020年12月11日 (更新履歴)
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