文化庁予算決まる

記事番号:04758
年月:2005年02月

平成17年度の文化庁予算が発表され、前年度より0.01%プラス、1200万円増額の1016億500万円となった。項目別では「文化財の保存整備・活用」の一環として、高松塚古墳、キトラ古墳の保存修理等のための予算が増額された。また、昨年の文化財保護法の一部改正により重要文化的景観や民俗技術を新たな保護の対象とし、登録文化財制度の範囲を美術工芸品、記念物、有形民俗文化財に拡大したことに伴う新規事業「重要文化的景観保護推進事業」に1億円、「登録記念物保存修理」に5,000万円があてられた。また、「新たな文化拠点の整備」として来年度開館の国立新美術館、今年度開館の九州国立博物館にそれぞれ整備費がついた。一方、独立行政法人国立美術館、同国立博物館、同文化財研究所に対する運営交付金は昨年よりそれぞれ減額された。

登録日: 2014年04月14日
更新日: 2020年12月11日 (更新履歴)
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