「滝口修造 夢の漂流物」展開催

記事番号:04757
年月:2005年02月

詩人であり、美術評論家であった滝口修造(1903-1979)の多岐にわたる活動を網羅的に回顧する展覧会が、2月5日より世田谷美術館で開催された。内容は、戦前期にシュルレアリズムと出会い、以来、詩作、美術評論、翻訳等の活動をつづけ、生涯にわたり美術、文学、音楽、舞踏、映像等芸術全般にわたって「前衛」を見つめ続け、独自に思索を深めつづけた滝口のもとに集まった芸術家の作品、さらに自ら描いた作品、身近に置かれていたオブジェ、資料等700点余りが出品され、近現代の芸術界にとって大きくも稀有な存在であった「思索家」の全貌を見渡すための意欲的な展示となった。(会期、4月10日まで。富山県立近代美術館に巡回。)

登録日: 2014年04月14日
更新日: 2020年12月11日 (更新履歴)
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