「〈彫刻〉と〈工芸〉―近代日本の技と美」展開催

記事番号:04731
年月:2004年08月

日本の近代彫刻及び工芸における立体造形表現を、伝統と洋風化の両面から見直そうとする展覧会が、8月24日より静岡県立美術館で開催された。内容は、「第1章 細工物の伝統」、「第2章 近代国家の彫刻―西洋との出会い・木彫からの出発」、「第3章 〈彫刻〉の確立と実際―ロダニズムの諸相」、「第4章 〈彫刻〉と〈工芸〉の豊かな狭間」から構成され、113点の作品により、ロダンに象徴されるヨーロッパ近代彫刻の受容と江戸時代以来つづく造形感覚との間で展開しながら、現代までの「一貫した伝統的な美意識」を見ようとする機会となった。(会期、10月24日まで。)

登録日: 2014年04月14日
更新日: 2020年12月11日 (更新履歴)
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