若林奮作品をめぐる審理開始

記事番号:04391
年月:1997年05月

8日、東京・日の出町のゴミ処分場予定地内にある若林奮の作品「緑の森の一角獣座」をめぐる審理が、東京千代田区の日比谷公会堂ではじまった。これは処分場建設に反対し、トラスト運動を展開する住民らに賛同した作家がトラスト地に庭の形をとった作品を制作、その後東京都収用委員会が住民らと処分建設を急ぐ事業者の双方から意見を聞くべく開いたものである。審理の結果、住民側が敗れた場合は作品は破壊される可能性があり、産業社会に抵抗する作品のあり方が問われることとなった。

登録日: 2014年04月14日
更新日: 2020年12月11日 (更新履歴)
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