文化財保護法改正案成立

記事番号:04351
年月:1996年06月

近代の文化財保護の必要性が認識されてきたため、1975年以来の大幅な見直しを盛り込んだ文化財保護法改正案が今通常国会で成立した。従来の指定制度では指定品の所蔵者に強い規制と手厚い保護を与えていたが、改正案ではあらたに文化財登録制度を導入し、文化庁長官は必要に応じ、登録文化財の所有者に指導・助言・勧告を行うという緩やかな規制と保護を行うこととし、保護方法の多様化を図ったものとなっている。重要文化財などの活用に関しても、従来よりも規制を緩和する内容となった。

登録日: 2014年04月14日
更新日: 2020年12月11日 (更新履歴)
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