文化庁予算決まる

記事番号:04338
年月:1996年02月

平成8年度の文化庁予算は「新しい文化立国をめざして(21世紀に向けて)」をテーマに、前年度比82億3800万円(12.3%)増の750億300万円とすることと決まった。阪神・淡路大震災を受けて、被害のあった重要文化財建造物、重要伝統的建造物保存地区の災害復旧に180億、耐震性能に関する具体的な指針の策定や文化財建造物の調査に4400万、地方公共団体が行う調査や発掘の一部補助に62億300万などが計上されている。また、今年度の特色として、文化による国際貢献および文化発信の推進を目指す諸事業を重視しており、具体的には国際的学術交流、海外での美術展、在外日本古美術品の修復協力などがあげられている。「新しい美術展示施設(仮称・ナショナル・ギャラリー)」の構想については、調査段階から基本計画の策定へ進められることとなった。

登録日: 2014年04月14日
更新日: 2020年12月11日 (更新履歴)
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