「文化財建造物等の地震時における安全性確保に関する指針」提示

記事番号:04332
年月:1996年01月

文化庁文化財保護部は阪神・淡路大震災の文化財(建造物)の地震による被害に鑑み、学識者の協力を得て「文化財建造物等の耐震性能の向上に関する調査研究協力者会議」を組織し、対策を検討してきたが、17日付け文化庁文化財保護部長通知「文化財建造物等の地震時における安全性確保について」に対して「文化財建造物等の地震時における安全性確保に関する指針」を各都道府県教育委員会宛に送付した。文化財建造物の修理・補強のみならず、日常の維持管理、環境整備、防災施設の充実、災害時の対応などについて具体的な指針を打ち出し、大規模災害から文化財を護る方向性を示した。

登録日: 2014年04月14日
更新日: 2020年12月11日 (更新履歴)
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