「河鍋暁斎と江戸東京」展、「河鍋暁斎」展開催

記事番号:04252
年月:1994年04月

美術受容の地域による差異への関心が高まっているが、日本国内に比較して欧米での評価の高い幕末、明治期の画家河鍋暁斎の作品や愛用品など約200点を展示し、激動の時代を生きた画家の姿を浮かび上がらせる「河鍋暁斎と江戸東京」展(江戸東京博物館、12~5.15)、肉筆画14点を含む160点の作品を展観する「福島太郎コレクションによる河鍋暁斎」展(笠間日動美術館、23~5.22)が開催された。昨年末から今年2月にかけて大英博物館でも大規模な暁斎展が開かれ、近年の近代日本美術史研究の成果をふまえ、従来見のがされてきた歴史の一面を再考する動きの一環となった。

登録日: 2014年04月14日
更新日: 2020年12月11日 (更新履歴)
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