「日本とヨーロッパ:1543-1929」展

記事番号:04213
年月:1993年09月

文化庁、国際交流基金、ベルリン・フェスティバル公社の共催による「日本とヨーロッパ:1543-1929」展が、12日から12月12日まで、ベルリン市のマルティン・グロピウス館で開催された。重要文化財15件、重要美術品6件を含む179件(絵画37件、工芸品12件、歴史資料40件、近代美術90件)とヨーロッパの美術館等が所蔵する日本美術作品をあわせて400件をこえる作品が出品され、展示は時代別に大きく三部から構成された。第一期は、ヨーロッパ人が初めて日本に鉄砲を伝え、またキリスト教の布教をはじめた、いわゆる「南蛮文化」の時代で、1543年から1639年まで。第二期は、1639年から1853年までの鎖国の時代、第三期は、1853年から1929年までの、開国から近代化のすすむ時代であり、ヨーロッパと日本とのむすびつきが歴史的に、かつ総合的にたどれるように展示がされた。

登録日: 2014年04月14日
更新日: 2020年12月11日 (更新履歴)
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