重要文化財(建造物)新指定、「近代化遺産」を含む

記事番号:04205
年月:1993年05月

文化財保護審議会(鈴木勲会長)は14日、青森県の長勝寺本堂、庫裏など10件を新たに重要文化財に指定するよう森山文相に答申した。その中の秋田市の藤倉水源地水道施設(秋田市水道局)と群馬県の碓氷峠鉄道施設(国鉄清算事業団)は、文化庁が平成元年から調査を進めてきた「近代化の遺産」としての初めての指定となる。今後も各都道府県1件程度、「近代化の遺産」を重要文化財に指定していく方針。また同時に、山岳信仰の宿場として知られる山梨県早川町赤沢伝統建造物群保存地区を重要伝統的建造物群保存地区に指定するよう答申がなされた。 

登録日: 2014年04月14日
更新日: 2020年12月11日 (更新履歴)
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