ベトナムの古都ホイアンの日本町、保存修復へ

記事番号:04164
年月:1992年10月

16世紀末から17世紀にかけて朱印船貿易によって造られた日本町の町並みが唯一現存する、ベトナム中部の古都ホイアンの町並みを保存しようとする動きが、ベトナム、日本の双方で本格化している。1990年ベトナム政府が「古都ホイアン保存国家委員会」を発足させ、日本の外務省も同年両国の文化交流として「ホイアン国際シンポジウム」を現地で開催、さらに今年9月昭和女子大学国際文化研究所調査団によって、文化的価値と修復保存の緊急性が確認された。文化庁も7月に調査官を派遣して保存対象住宅の調査を始めており、来年から修復保存作業を具体化させる予定。

登録日: 2014年04月14日
更新日: 2020年12月11日 (更新履歴)
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