ロシアで浮世絵コレクション確認

記事番号:04145
年月:1992年06月

海外に所在する日本美術品の調査を進めている国際日本文化研究センターは、6月初めからのモスクワ・プーシキン美術館での調査で、同美術館に約7000点の浮世絵が所蔵されていることを確認した。同コレクションは、1890年代に日本を訪れたロシア海軍の軍医セルゲイ・キタエフの収集品を中核とし、北斎のこれまで知られなかった作品3点も含まれている。 さらに同センターによる調査で、8月14日までに、サンクトペテルブルク(旧レニングラード)のエルミタージェ美術館にも、これまで未確認の作品多数を含む約1500点の浮世絵が所蔵されていることが確認された。このコレクションは、旧ソ連国内から同美術館が購入したものといい、従来、知られていない作品約30点も含まれているという。

登録日: 2014年04月14日
更新日: 2020年12月11日 (更新履歴)
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