近現代作家の個人美術館開設あいつぐ

記事番号:04082
年月:1991年07月

現存の洋画家脇田和の作品を展示する脇田美術館(長野県北佐久郡軽井沢町)が2日、放浪の詩人画家佐藤渓の遺作を所蔵する佐藤渓美術館を拡張、改築した由布院美術館(大分県由布院町)が21日にオープン。前者は脇田和の別荘の敷地内に建てられ鉄筋コンクリート2階建て、延べ床面積1100平方メートルで、脇田自身が基本設計に当たった。後者は地域環境、自然との共生をめざす象設計集団の設計になるユニークな建物で、染色工房、野外劇場などを備え、美術展示だけでなく幅広い活動をめざしていく。 また、11月23日には現存の洋画家猪熊弦一郎の画業を讃え、その芸術を永く伝承することを柱に丸亀市猪熊弦一郎現代美術館(地上3階地下1階、延床面積7840平方メートル)が開館し、開館記念展として「猪熊弦一郎展」を行なうこととなった。

登録日: 2014年04月14日
更新日: 2020年12月11日 (更新履歴)
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