相次ぐ日本美術品里帰り展

記事番号:04005
年月:1990年08月

世界有数の日本美術品コレクションで知られ、今年4月日本美術品を常設展示する「ジャパニーズ・ギャラリー」を設立した大英博物館から同館所蔵の日本絵画、版画、工芸など約430点が里帰りする「大英博物館秘蔵・江戸美術展」が9日より9月24日まで東京都美術館で開催された。日本美術に対する国内外の見方の相違を明らかにする展観となり、特に工芸の分野では牙彫、根付など国内では目にすることの珍しい作品が展示される貴重な機会となった。また、明治8年、明治政府の招聘で来日したイタリア人版画家エドワルド・キョソーネの日本美術品コレクションのなかから浮世絵など200点が、イタリア・ジェノヴァのキョソーネ東洋美術館から里帰りして、16日より9月4日まで東京・日本橋高島屋で展観された。

登録日: 2014年04月14日
更新日: 2020年12月11日 (更新履歴)
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