昭和天皇の美術品収蔵庫建設計画

記事番号:03922
年月:1989年06月

昭和天皇の崩御(1月7日)に伴い、その遺産整理を進めている宮内庁は、国に寄贈する予定の昭和天皇所有の美術工芸品を保存し、同時に一般公開も行なうための収蔵庫を、皇居内に建設する方針を固めた。国に寄贈される遺品は約1万点に上ると予想されているが、寄贈によりその管理責任は現在の侍従職から宮内庁の用度係に移るため、新たな収蔵庫の建設案が浮上したもの。宮内庁は、来年度予算の概算要求に盛り込みたい意向という。

登録日: 2014年04月14日
更新日: 2020年12月11日 (更新履歴)
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