昭和62年度芸術選奨

記事番号:03788
年月:1988年02月

昭和62年度芸術選奨(第38回)が、25日文化庁の選考委員会で決定。美術関係では、文部大臣賞に日本画家工藤甲人(本名儀助)(工藤甲人展の諸作品は、透徹した自然観照と豊かな詩的幻想を結合させた独自の境地を築いた)、グラフィックデザイナー永井一正(富山県立近代美術館の一連のポスターは、鋭い感覚による特異な形態と表現で独自の世界を創造)が、また新人賞に小清水漸(小清水漸近作展の自然と人間のかかわりあいを具体化した出品作)が、それぞれ受賞した。授賞式は、3月23日東京上野の日本芸術院会館で行なわれた。

登録日: 2014年04月14日
更新日: 2020年12月11日 (更新履歴)
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