江戸城内障壁画下絵発見

記事番号:03771
年月:1987年11月

江戸城内のふすま、杉戸、壁を装飾していた障壁画の小下絵264巻が、東京国立博物館に保存されていることが明らかになった。狩野養信を中心とする江戸狩野派の絵師たちによって描かれたもので、天保10(1839)年に再建された西の丸と弘化2(1845)年に再建された本丸の小下絵が大半を占め、「大奥」に平安王朝絵巻が描かれている点など従来知られていなかった城内の様子をうかがわせる資料として注目される。

登録日: 2014年04月14日
更新日: 2020年12月11日 (更新履歴)
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