鶴林寺太子堂柱から仏画発見

記事番号:03681
年月:1986年04月

東京国立文化財研究所美術部長柳沢孝を中心とする調査団は、3日までに、既に釈迦涅槃図など国宝級の仏教壁画が確認されている兵庫県加古川市の鶴林寺太子堂内で、壁画をとり巻く4本の柱に不動明王など3体が描かれているのを確認した。赤外線カメラ、ビデオ、エックス線を使用した電子写真装置などの機器を導入し、厚く履われたススの中から像を発見したもので、同像もまた密教美術研究に貴重な資料となる第一級の作例であることが明らかとなった。

登録日: 2014年04月14日
更新日: 2020年12月11日 (更新履歴)
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