ピカソ展

記事番号:03521
年月:1983年04月

ピカソ歿後10年にちなみ、ピカソの孫娘マリーナのコレクションを中心に、クリーブランド美術館、プーシキン美術館、エルミタージュ美術館などの作品を加えた204点によるピカソ展が、2日から5月29日まで、東京国立近代美術館で開催された。ピカソが生前アトリエに保管した自らの作品4万余点の内マリーナが相続した5千点以上の作品から成るマリーナ・コレクションには、多くの実験的作品も含まれているといわれる。今回の展覧会には「青の時代」から後年の円熟期にいたる油彩(90点)、グワッシュ、デッサン、コラージュ、彫刻などが出品され、2点を除く総てが日本初公開であった。同展は、ピカソ生誕100年にあたる一昨年からヨーロッパを巡回してきたもので、質量ともに充実したピカソ展となった。

登録日: 2014年04月14日
更新日: 2020年12月11日 (更新履歴)
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