文化財の新指定(美術工芸品)

記事番号:03519
年月:1983年04月

文化財保護審議会は1日、美術工芸品関係で4件を国宝に、33件を重要文化財に指定するよう瀬戸山文部大臣に答申した。国宝の指定は2年ぶりで、「辛亥銘鉄剣」を含む「稲荷山古墳出土品」80点と、昨年重文に指定された冷泉家文書10件の中から藤原俊成「古来風体抄」藤原定家書写「古今和歌集」同じく定家書写「後撰和歌集」が今回国宝に昇格した。重文に指定されたのは絵画7件、彫刻5件、工芸品6件、書籍・典籍5件、古文書4件他の計33件。これで美術工芸品関係の国宝は825件、重文は8399件となった。新指定の国宝・重文は5日から17日まで東京国立博物館で特別展観された。

登録日: 2014年04月14日
更新日: 2020年12月11日 (更新履歴)
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