国立国際美術館開館

記事番号:03196
年月:1977年10月

大阪で初の国立美術館、国立国際美術館(館長 本間正義)が10月15日大阪府吹田の万国博覧会場跡にオープンした。同館は、旧万博美術館を改装したもので、一般公開に先立って10月14日開館式が行われた。建物は4階建で、延べ3600㎡の展示面積をもっている。所蔵品は開館時点で、ホアン・ミロが万国博覧会のために制作した大陶板壁画「無垢の笑い」やヘンリー・ムーアの彫刻、「ナイフ、ジャック」など14点である。なお、開催記念展として「日本の美」(~12月18日)が開催され、「鳥獣戯画図」「伴大納言絵詞」など国宝・重文を含めて約350点が展観された。

登録日: 2014年04月14日
更新日: 2020年12月11日 (更新履歴)
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