若冲展

記事番号:02919
年月:1971年09月

鶏や花鳥魚介等を、鋭い観察眼から大胆なフォルムと構成にまとめ、装飾的画風に托して強烈な個性を主張した江戸時代の異色画家伊藤若冲の展覧会が9月15日から10月10日まで、東京国立博物館において開催された。出陳作品の中には御物「動植綵絵」30幅を始め米国からJ・プライス所蔵のものなど、鑑賞の機会があまりない貴重な作品も含まれ、近世異端の画家が再評価されつつある気運の中に貴重な一石を投じたものとして注目を集めた。

登録日: 2014年04月14日
更新日: 2020年12月11日 (更新履歴)
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