近代日本美術における1930年展

記事番号:02906
年月:1971年04月

3日から5月16日まで東京国立近代美術館で開催された。59作家の作品や資料を陳列。明治末年から大正期にかけて輸入された主観を強調する後期印象派からフォーヴィスム、キュビスムなどの、当時としては前衛的な諸傾向のうち、しだいに成熟してきたフォーヴ的傾向を中心とする1930年協会や大正のブルジョア文化を批判して一部の知識人と労働者に訴えたプロレタリア美術を軸として1930年前後における画壇の動向の切断面を示す展観であった。

登録日: 2014年04月14日
更新日: 2020年12月11日 (更新履歴)
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