国際版画ビエンナーレ展

記事番号:02892
年月:1970年12月

第7回東京国際版画ビエンナーレ展が10日から1月24日まで東京国立近代美術館で開催された。参加41カ国、出品作家168名、総計328点の作品を陳列。回を重ねる毎にその技法が工夫され、従来の伝統的技法の他に、写真製版、オフセットなど機械印刷の作品も出てきて、技法の幅が広がり、ことにシルクスクリーンの増加は著しく全体の三分の一近くも占めて、技法の多様化が注目された。今回から新たに京都国立近代美術館も主催者に加わり、京都での展覧会も46年2月28日から3月21日まで同館でも開かれた。国際大賞にはスイスの彫刻家、ベルンハルト・ルギンビュール「キュクロープス・プラン」(凹版)、国内大賞ともいうべき東京国立近代美術館賞には靉嘔(日本)の「レインボー北斎」が選ばれた。 

登録日: 2014年04月14日
更新日: 2020年12月11日 (更新履歴)
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