第4回日本芸術祭国内展示

記事番号:02839
年月:1969年12月

日本現代美術を海外に紹介、あわせてその市場を開拓する―との趣旨ではじめられた国際芸術見本市協会主催の「日本芸術祭」は、これまでアメリカとメキシコで開催されてきたが、4回目を迎え、初めてヨーロッパに進出、来春3~4月にパリのチェルヌスキー美術館で開かれることになった。その国内披露が6日から14日まで「第4回日本芸術祭国内展示」として東京国立近代美術館で開かれた。今回は公募一本にしぼったのが特徴で、応募作は国内はもとより、海外在住の日本人作家からも寄せられ、総計1,096点にも達した。その中から今春審査が行なわれ、平面38点、立体18点、版画20点が入選。授賞作として、JAFA大賞に靉嘔の「6 RAINBOW CLOCKS」、楢葉雍の「METAMORPHOSE 1969―5」の両立体作品が推され、浅井昭「分化のスリーベルトA・A」ら4点の平面作に優秀賞が与えられた。

登録日: 2014年04月14日
更新日: 2020年12月11日 (更新履歴)
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