男体山遺物の調査

記事番号:02097
年月:1959年07月

文化財保護委員会の斎藤忠技官ら7名の調査団により、日光連峰男体山頂で、二荒山神社奥宮周辺の遺物を発掘、山岳信仰の歴史を明らかにする学術調査が2日より10日迄行われた。発掘品として奈良時代の銅印や平安時代の銅鏡などをはじめ、錫杖・独鈷・経筒などの仏具や古銭など多数があり、巨岩が奈良時代より江戸時代まで信仰の中心となつていたことに男体山信仰の特異性が認められるにいたつた。

登録日: 2014年04月14日
更新日: 2020年12月11日 (更新履歴)
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