芸術院保留会員に宇田荻邨

記事番号:02079
年月:1959年04月

先に補充会員として美術部門では児玉希望金島桂華、小糸源太郎の三名がきまつたが、このうち日本画関係では、金島、宇田は投票各22票で過半を占め有資格者となつたが、同数のため、年令順により金島を当選とした。しかし、会員の松林桂月鏑木清方、安田靱彦の抗議によつて再考、結局、宇田を有資格として会員申請保留の形とし、欠員を生じたときは無投票で当選の資格をもつものと決め20日発表した。保留会員の措置は同院初めてである。

登録日: 2014年04月14日
更新日: 2020年12月11日 (更新履歴)
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