メキシコに日墨協会々館建設

記事番号:02057
年月:1959年01月

メキシコは第2次大戦中日本と国交断絶し、メキシコ市にあつた日本公使館の資金を凍結したが平和条約締結後、昭和30年には日墨文化協定が結ばれ、31年には凍結資金全額(約2200万円)を解除返還した。日本側は、この好意を両国の親善と文化交流に役立てようと、たまたま創立された「日墨協会」の会館建築費として返還金を寄贈し、同会館は31年12月着工、日系メキシコ人大工の手で建設された。敷地13,000平方米、木造二階建延1,500平方米、入母屋式の日本風建築で、日本が外国に建てた文化会館としては、初めての建築様式である。1月30日開館式を行つた。

登録日: 2014年04月14日
更新日: 2020年12月11日 (更新履歴)
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